一般の方へ│一般社団法人京都府あん摩マツサージ指圧師会
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Q&A

Q.肩こりがひどいので、マッサージを受けようと考えています。そこで疑問です。マッサージする方は、何か資格をお持ちですか?

A.患者様の身体に触れ、何らかの刺激を与えるのです。事故は許されません。東洋療法と呼ばれるあん摩マッサージ指圧、はり、きゅうの施術を行うには国家資格が必要です。国が認めた教育機関で3年間、身体の仕組みや治療法を学びます。その上で国家試験を受けて資格を取得します。

Q.街中には、リラクゼーション、ストレッチ、整体など、多くの類似の看板があり、悩んでいます。オススメはどれですか?

A.リラクゼーション、ストレッチ、整体、リフレクソロジー、整膚などは無資格です。カイロプラクティック、オステオパシー、スポンデロセラピーなどはわが国では認可されていません。無認可の養成所が1ヶ月から1年間、研修を受けさせて修了証を出しているのです。中には通信教育で治療技術を教えているところもあります。

Q.肩こりをもんでもらうだけです。無資格の方が安いように思いますが、問題はありますか?

A.もむぐらいでは事故は起こらないと考えるのが大きな間違いです。無資格者は充分な教育を受けっていません。そのために皮下出血による青あざを作ったり、ひどい場合には、脊髄損傷により下半身麻痺になった事例も報告されています。あなたの身体を大切にしましょう。

Q.多くの施術所の中から国家資格を持っているかを見分ける方法はありますか?

A.本会の会員であれば、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゆう師のいずれかの免許を持っていますのでご安心ください。

Q.女性の施術者はいますか?

A.数は少ないですがいます。直接、施術所にお問い合わせください。また施術所紹介のコーナーで分かるようになっています。

Q.最近の施術所は、観葉植物があったり、BGMが流れていたり、雰囲気作りにも気配りがなされています。貴会の会員の施術所は衛生面などはいかがですか?

A.本会の会員の施術所は、保健所を通して知事に届けています。また、必要に応じて、消毒などの衛生面についても指導を受け、各施術所は指示を遵守しています。

Q.予約制ですか?

A.多くの施術所が個人で営んでいますので、予約されることをお薦めします。

Q.健康保険は使えますか?

A.健康保険を利用するには、医師に「同意書」という書類を書いてもらう必要があります。書類は施術所に用意してあります。ただし、マッサージの場合は筋が麻痺していたり関節が動きにくいなどの症状があることが条件です。鍼灸は、リウマチ、五十肩、神経痛などの限られた疾患に対してのみ利用できます。詳しくは施術所にお尋ねください。

Q.自宅に来てもらえますか?

A.出張が可能な施術所もあります。また、歩行困難などにより出張をご希望の場合、施術料以外に出張料も保険の対象となります。詳しくは施術所にお尋ねください。

Q.施術の時間・料金はどのくらいですか?

A.施術所により異なります。また、症状により施術時間が左右されます。ご相談にも応じますが、概ね30分から1時間程度、料金は4,000円~6,000円が目安です。詳しくは施術所にお尋ねください。

Q.どのくらいの頻度で施術を受ければよいですか?

A.症状・目的により異なります。慰安、保健を目的とするなら月1回でもよいでしょうし、急性症状が認められる場合は週に2、3回と詰めて来ていただくことをご理解ください。

Q.どのような服装で伺えばよいでしょうか?

A.基本的にはラフな格好でかまいません。ただし、できればジーンズのような厚手の生地は避けていただきたいです。着替えを用意している施術所もあります。

Q.あん摩とマッサージはどこが違うのですか?

A.厳密に言えば、相違点はありますが、普通はマッサージと呼んでいます。

Q.地肌に直接施術するのですか?

A.マッサージは、基本的には衣服を着たまま施術します。オイルマッサージなど特殊な場合は地肌に直接行います。鍼灸は地肌に直接施術します。

Q.マッサージは強くもんでもらった方が効くのですか?

A.刺激は強すぎても弱すぎてもいけません。一般的に適量は「イタキモ」と言われています。すなわち「痛いけど、気持がよい」という刺激の強さです。刺激が弱すぎると物足りませんし、強すぎるとだるくなることがあります。普通は1日経てばだるくなくなりスッキリします。長く続くようであれば施術所にお尋ねください。

Q.鍼灸は痛かったり、血が出たり、熱かったり、やけどしたりしませんか?

A.施術で使用する鍼は髪の毛ぐらいの太さですので、ほとんど痛みは感じませんし、出血の可能性もほぼありません。灸については、最近では跡を残さない灸が主流になっています。

Q.施術を受けた当日、入浴はできますか?

A.大丈夫です。

Q.鍼による感染症の危険はありませんか?

A.基本的には使い捨ての鍼を用いていますので心配はありません。

Q.骨折や気胸などの事故が起こることがあると聞いたのですがいかがでしょうか?

A.可能性がまったくないとは言えませんが、充分に注意して施術を行います。万が一の場合に備えて賠償保険にも加入しています。

Q.診断書、領収書は発行してもらえますか?

A.医師でないので診断書は発行できません。領収書は発行できます。

Q.個人情報の管理はどうなっていますか?

A.施術所ごとに厳重に行っています。